女性の一生とホルモンバランス
女性の身体の変化には、それぞれの「理由」があります。女性ホルモンの分泌は、10代から60代以降まで、波のように大きく変化していきます。こうした変化にともなって、月経のトラブルや気分の浮き沈み、お身体のご不調が起こることもあります。ご自分の身体のリズムを知り、上手に付き合っていくことが、女性のヘルスケアの第一歩です。
ライフステージ別の主な変化
思春期(10代)
月経の開始とともにホルモンバランスが不安定になりやすく、月経不順やPMSに悩む方もいらっしゃいます。
成熟期(20〜40代)
ご妊娠・ご出産・育児に加えて、仕事やライフスタイルの影響も大きく出る時期です。
更年期(40〜50代)
女性ホルモンが急激に減少し、自律神経やご気分のご不調が出やすくなります。
老年期(60代以降)
骨密度の低下や尿トラブル、膣の萎縮など、更年期以降の変化にも注意が必要です。
当院でご相談いただける主な内容
「ちょっと気になる」「少し不安」…そんなときこそ、お気軽にご相談ください。日常生活の中で感じる小さな違和感も、お身体からのサインかもしれません。当院では、以下のような女性特有のお悩みについて、丁寧に対応しています。
月経(生理)についてのお悩み
生理痛や不順、PMS(月経前症候群)など、「毎月のこと」だからこそ、つらさを抱えすぎず、ご相談ください。月経に関する不調は多くの女性が経験するものですが、「普通のこと」として我慢されることがよくあります。強い生理痛、月経過多、周期の乱れ、イライラやご気分の変動など、どんなことでもご相談ください。
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月経の移動と調整
旅行や大切な予定、受験・試合の前に… 月経を少しずらすだけで、快適に過ごせる日があります。「生理が重なるのが不安」「どうしても避けたい日がある」という場合は、早めのご相談が効果的です。ホルモン剤(ピル)を使って、月経のタイミングを調整することができます。
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更年期のお悩み
「なんとなく不調」からはじまる変化。ホルモンバランスの乱れは、早めのケアでラクになります。40代後半から50代前半にかけて、女性ホルモンの分泌が急激に減り、自律神経や心のご不調が起こりやすくなります。ほてり、イライラ、動悸、疲れやすさなど、更年期のサインに気づいたら、お一人で抱え込まずにご相談ください。
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当院の診療姿勢

女性が「ずっと通える」産婦人科であるために。
「婦人科はハードルが高い」と思われる方こそ、安心して受診できるような空間づくりを心がけています。
- お一人おひとりの症状・背景に合わせて、丁寧にカウンセリング
- 必要に応じて漢方・ピル・ホルモン補充療法など、幅広い治療を選択
- ご不安な内診を避けたい場合も、事前にしっかりご相談
- プライバシーに配慮した診療環境とスタッフによるサポート体制
ご予約について
当院の外来はご予約制になります。ご来院の際は、事前にWEBフォームからご予約いただけますと、スムーズなご案内が可能でございます。ご予約がない場合でも、当日に受診いただくことが可能です。どうぞ遠慮なくご来院ください。
TEL:03-6450-3850